タイトルタグの書き方:文字数、キーワードの位置、書き換え例5つ
結論: タイトルタグとは、ページの
<head>にある<title>要素のことです。Google は、これを検索結果のタイトルリンクの情報源の1つとして使います。長さの上限は設けていませんが、タイトルリンクは端末の幅に合わせて短縮されます。ページごとに、短く具体的なタイトルを1つ書き、いちばん大切な語を先頭に置いてください。「キーワードを先頭に」は私たちの推奨であり、Google のルールではありません。どんなタイトルタグも、順位やクリックを保証しません。
タイトルタグとは何か、Google はどう扱うか
タイトルタグは、HTML ページの <head> の中にある <title> 要素です。次のスニペットのタイトルは、作り話の例です。
<head>
<title>自転車の修理・点検(仙台) | 北門サイクル</title>
</head>
ブラウザーは、これをタブとブックマークに表示します。HTML の標準は、タイトルを、ブックマークや検索結果のような文脈の外でも、そのページを特定できるように書くべきだとしています。
検索では、Google は結果の見出しを「タイトルリンク」と呼びます。Google のタイトルリンクのページによれば、タイトルリンクは複数の情報源から自動的に作られます。<title> 要素、ページの目に見える主なタイトル、<h1> などの見出し、og:title、アンカーテキストなどです。タイトルタグは、いちばん直接に手を入れられる情報源ですが、Google が別のものを表示することもあります。
なぜ手間をかけるのか。Google は、タイトルリンクは “often the primary piece of information people use to decide which result to click”(人がどの結果をクリックするか決めるときに使う、主な情報であることが多い)と書いています。これは、人が結果を選ぶ場面の話です。タイトルが順位にどう影響するかは、そのページには書かれておらず、私たちも主張しません。
タイトルタグは何文字がよいか
Google は数字を示していません。ページには、<title> 要素の長さに上限はない(“no limit on how long a <title> element can be”)こと、タイトルリンクは “truncated in Google Search results as needed, typically to fit the device width”(Google 検索の結果で、必要に応じて、たいていは端末の幅に合わせて短縮される)ことが書かれています。つまり、上限は幅の話であって、文字数の話ではありません。文字数は、大まかな代わりにすぎません。
| 質問 | 答え | 誰が言っているか |
|---|---|---|
| 文字数の上限はありますか? | 長さの上限はなく、タイトルリンクは端末の幅に合わせて短縮される | |
| 30〜60 文字は公式の範囲ですか? | いいえ。SEOgrinder が経験則として示している範囲です | 私たち |
| 700 px は公式の切れ目ですか? | いいえ。タイトルが切れうる位置についての、私たち自身の推定です | 私たち |
短すぎるのも問題です。Google が挙げる曖昧なタイトルの例は “Home” と “Profile” です。前半でそのページが何を提供するかを書き、そのあとにブランド名を置いて、そこで終えます。
幅の話なので、全角の日本語が中心のタイトルは、英数字が中心のタイトルより、同じ文字数でも早く切れることが考えられます。これは私たちの推測であり、Google が書いていることではありません。
SEOgrinder では、「Google 上のページ」の「タイトルとディスクリプション」カードに、タイトルタグが文字数と推定ピクセル幅つきで表示され、「推奨:30〜60 文字」のバッジが付きます。推定幅が約 700 px を超えると、タスク一覧に「検索結果でタイトルが切れる可能性があります」と出ます。そこでのアドバイスは、重要な語を前に置くか、タイトルを短くすること、そして Google は固定の上限を設けていない、というものです。
キーワードはタイトルタグの先頭に置くべきか
Google のページは、語の順序について何も述べておらず、先頭の語のほうが上位に出るとも言っていません。ですから、これは Google ではなく、私たちの推奨です。理由はこうです。短縮はタイトルの終わりで起きるので、先頭の語がいちばん見えたまま残りやすい。これは人が読めるものの話で、順位の話ではありません。
私たちが「キーワードを先頭に」と言うとき、次のことを指します。
- キーワードとは、そのページが扱う言い回しです。 検索する人が打つ言葉を、自然な語順で使います。「雨の日に履く登山靴」であって、「登山靴 雨 履く」ではありません。
- 1回だけ書く。 Google は、説明的な語がいくつかあれば役に立つことはあるが、同じ語を繰り返す理由はない、と述べています。ユーザーの役に立たない例として Google が挙げるのは、“Foobar, foo bar, foobars, foo bars” です。
- ブランド名は最後。 ブランド名はどのページでも同じで、場所を取ります。Google は、サイト名だけを先頭か末尾に、ハイフン、コロン、パイプのような区切りで分けて入れるよう勧めています。Google にとっては、どちらの端でもかまいません。末尾にするのは、私たちの習慣です。
ページごとにタイトルタグを1つ
Google は、すべてのページに <title> を置き、ページごとに別の文章にするよう求めています。例は、すべてのページを “Cheap products for sale” というタイトルにしているショップです。ユーザーは、2つの結果を見分けられません。1か所だけ違う長いタイトルも、Google は「ボイラープレート」(boilerplate)に数えます。
直し方は、そのページだけが提供するものを書くことです。商品ページなら色やサイズなどの種類、カテゴリ ページなら絞り込みの条件、一覧ならページ番号です。
SEOgrinder は、タイトルのないページを「title タグがありません」と報告します(画面では「title タグ」と表記されます)。サイト全体では、「サイト全体」の「サイト巡回」が「重複したタイトル」を、繰り返されているタイトルごとに、使っているページ数つきで一覧にします。タスク一覧には、「N グループのページがテキストまたはタイトルを共有しています」と出ることがあります。
タイトルタグの例5つ:書き換え前と後
以下のタイトルは、説明のために作った架空の例です。実在のサイトのものではなく、クリックや順位や測定値を結びつけることもしません。どの書き換えも、上のルールを1つずつ当てはめています。
例1:曖昧なタイトルが、説明になる
- 書き換え前:
ホーム | 北門サイクル - 書き換え後:
自転車の修理・点検(仙台) | 北門サイクル - 理由: “Home” は、Google 自身が挙げる曖昧な呼び名の例で、「ホーム」はその日本語版にあたります。新しいタイトルは、ページが何を、どこで提供するかを書き、そのあとにブランド名が続きます。
例2:キーワードの羅列が、1つの明確な言い回しになる
- 書き換え前(53文字):
ランニングシューズ, 安い ランニングシューズ, ランニングシューズ 通販, おすすめ ランニングシューズ - 書き換え後:
ランニングシューズ(ロード・トレイル用) | 山里スポーツ - 理由: 同じ語の繰り返しはユーザーの役に立たず、結果をスパムのように見せることがある、と Google は述べています。書き換えでは、テーマを1回だけ書き、詳細を1つ足しています。
例3:どこも同じタイトルが、ページごとのタイトルになる
- 書き換え前、3つの商品ページで:
山里スポーツ - シューズ、ジャケット、バッグなど - 書き換え後:
防水ランニングジャケット(メンズ) | 山里スポーツ、防水ランニングジャケット(レディース) | 山里スポーツ、トレイル用バックパック 20L | 山里スポーツ - 理由: タイトルが繰り返されると、結果を見分けられません。新しいタイトルは、それぞれ、そのページだけが提供するものを書いています。
例4:要点が最後にある長いタイトルが、要点が先頭の短いタイトルになる
- 書き換え前(63文字):
山里スポーツ 仙台 オンラインストア | 雨の日に履く登山靴の選び方を、防水性から履き心地まで詳しく解説した私たちの総合ガイド - 書き換え後(29文字):
雨の日の登山靴の選び方:防水性と履き心地 | 山里スポーツ - 理由: Google は長いタイトルを端末の幅に合わせて短縮するので、危ないのは終わりの部分です。ここでは、テーマが先頭にあります。これは私たちの推奨に沿ったもので、Google のルールではありません。
例5:古い年号が、現在の年号になる
- 書き換え前: タイトルは
トレイルレースカレンダー 2025 | 山里スポーツなのに、ページ上の見出しは「トレイルレースカレンダー 2026」 - 書き換え後:
トレイルレースカレンダー 2026 | 山里スポーツ - 理由: Google は、よくある問題の1つに “obsolete”(古くなった)タイトルを挙げています。ページは更新したのに、タイトルは更新していない状態です。Google は、その食い違いに気づいて、目に見えるタイトルにある日付を使うことがある、と述べています。これに頼らないでください。その場合、選ぶのは Google だからです。
Google が表示するタイトルリンクを決める仕組み
Google は、タイトルリンクは完全に自動で、ページと、Web 上のそのページへの言及から作られ、個々のサイトのタイトルリンクを手作業で変えることはできない、と述べています。情報源を直したあとは、Google がページを再クロールする必要があり、それには “may take a few days to a few weeks”(数日から数週間かかることがあります)。
Google は、タイトルを置き換えることがあるケースを、次のように挙げています。
- 中身が半分空のタイトル。 たとえば
| サイト名だけのもの。Google は代わりに、見出しのテキストを使うことがあります。 - 古くなったタイトル。 例5のとおりです。
- 不正確なタイトル。 ページの内容を表していないものです。
- マイクロ ボイラープレート。 複数のページがタイトルを共有し、1か所、たとえばシーズン番号だけが違う場合です。Google は、ページ上の大きなテキストから、その1か所を補うことがあります。
- 明確な主タイトルがない。 同じ重みの見出しが複数ある場合です。Google は、最初のものを使うことがあります。
- 言語や文字種が合わない。 たとえば、ヒンディー語のページに、英語やローマ字表記のタイトルがある場合です。
- サイト名の繰り返し。 Google は、省くことがあります。
タイトルリンクが変わっているのを見つけたら、このリストに照らしてページを確認するよう、Google は勧めています。どれにも当てはまらなければ、表示されたタイトルのほうが自分のものより検索に合っていないか、を考えるよう勧めています。
私たちの経験則はこうです。ページに、はっきりした主見出しを1つ持たせ、タイトルタグと H1 が同じものを表すようにします。一語一句同じである必要はありません。タイトルは、それだけで意味が通らなければならないからです。HTML の標準も、そう述べています。
よくある間違い
- タイトルがない、または空。 Google は、見出しなどのテキストから推測するしかなくなります。
- 多くのページで同じタイトル、キーワードの羅列、「ホーム」のような曖昧な語。 Google は、この3つをすべて挙げています。
- ブランド名が場所の大半を占める。 これは私たちの見方です。ページを特定できる語が、最初に切られます。
- 更新されないタイトル。 年号は、まずタイトルで古くなります。
- ページを robots.txt でブロックしたまま、タイトルが出ると期待する。 Google は、コンテンツにアクセスできなければ、他のサイトからのアンカーテキストなど、ページ外のテキストに頼る、と書いています。URL をインデックスに入れたくないなら、
noindexを使ってください。
タイトルタグはどう確認するか
ブラウザーでページのソースを開いて <title> を探すか、ターミナルで次を実行してください(タイトルが1行に収まっていれば動きます)。
curl -sS https://example.com/page | grep -i -o '<title>[^<]*</title>'
seogrinder.com での結果です。 2026年11月4日に、自分たちの2つのアドレスに対して、このコマンドを実行しました。トップページは SEOgrinder — SEO analysis with clear recommendations を返しました。ブランド名を先頭に置いていますが、Google はトップページを、サイトについての補足情報を入れてよい場所としています。英語版の記事「Soft 404 errors」は、title タグとして Soft 404 errors: how to find and fix them (3 setups) を返しましたが、H1 は “Soft 404 errors: what they are & how to fix them” です。どちらも、同じページを別の言葉で表しています。日本語版は、ソフト404エラーの記事にあります。
SEOgrinder の無料スキャンは、入力したページのタイトルタグを読みます。「Google 上のページ」の「タイトルとディスクリプション」カードと、「タスク」タブで、上に挙げた指摘を確認できます。確認するのは、HTML にあるタグであって、Google の検索結果ページではありません。「Google での見え方」カードは、大まかなプレビューにすぎません。変更のたびに「再チェック」を押してください。
よくある質問
タイトルタグの理想の長さは何文字ですか?
Google は示していません。上限を設けず、タイトルリンクを端末の幅に合わせて短縮します。私たちは、経験則として 30〜60 文字を使っています。
ブランド名はタイトルタグに入れるべきですか?
はい、短く入れてください。Google の SEO スターター ガイドは、タイトルにサイトや事業の名前と、場所を含めてよいとしています。
次のステップ
いちばん大切な5ページを選び、タイトルタグを書き出してください。それぞれについて、1ページに1つ、主な語は先頭、ブランド名は末尾、重複なし、を確認します。結果でタイトルの下に出る説明文(メタディスクリプション)は、別に整える必要があります。そのあと SEOgrinder でサイトをスキャンし、「タイトルとディスクリプション」カードとタスク一覧が示すものを直して、「再チェック」を押します。Google が変更を取り込むまでには、数日から数週間かかることがあります。そのほかの基本は、SEOチェックリストで確認できます。