無料 SEO ツール 2026:同じページで試した5ツール(検証しました)

SEOgrinder 編集部 · 公開日 · 更新日 · 読了時間 約16分

結論: 無料 SEO ツールが役に立つかどうかは、あなたの問い次第です。1ページか、サイト全体か。速度か、マークアップか。公開されているアドレスか、自分の Google データか。そこで、どのツールも7つの基準で判断してください。アカウントやインストールの要否、結果が出るまでの時間、何を調べるか、実際の訪問者のデータ(CrUX)、AI クローラーと robots.txt のチェック、無料版の制限、プライバシーです。私たちは、5つのツールを、既知のエラーが6つある1つの検証ページで動かしましたが、それぞれが何を報告したかは公表しません。勝者は決めません。

テスト状況(2026年11月5日): 下で説明しているテストは実施済みで、合格しました。測定値は公開しないため、この記事は、それ以上の結果を述べていません。

開示: SEOgrinder は私たち自身のツールで、5つのうちの1つです。私たちが開発しているので、中立ではありません。だからこそ、検証ページ、6つのエラー、方法を、実施前にこの記事で確定させています。自分たちのウェブサイトを検証対象にしないのも、そのためです。

無料 SEO ツールの「無料」とは何か?

「無料」という言葉は、少なくとも4つの違うことを指しており、どれなのかは教えてくれません。

  • 自由に使える: アドレスを入力すれば、ログインなしで結果が出ます。
  • アカウントがあれば無料: お金はかかりませんが、先にログインします。
  • 制限つきの無料枠: 機能を絞った版は無料で、有料版が制限を外します。
  • 上限つきの無料: どの確認も無料ですが、1日あたりの上限があります。

私たちの計画にある5つのうち3つのツールが、その違いを、各社自身のページの言葉で示しています。Screaming Frog は、lite 版を “free to download and use – without any sign up or email capture”(登録もメールアドレスの提供もなしに、無料でダウンロードして使える)とし、“restricted to crawling up to 500 URLs in a single crawl”(1回のクロールで最大 500 URL に制限)と書いています(Screaming Frog)。これは、制限つきの無料枠です。Google は Search Console を “a free service offered by Google”(Google が提供する無料のサービス)とし、要件に “a valid Google account”(有効な Google アカウント)を挙げています(Search Console ヘルプ)。URL 検査には “a per-property daily limit of live inspections”(プロパティごとの、ライブ検査の1日あたりの上限)が加わります(URL 検査)。これは、アカウントと上限の組み合わせです。SEOquake の公開元は、この拡張機能を “a free on-page SEO checker extension for Chrome”(Chrome 向けの無料のオンページ SEO チェッカー拡張機能)と呼び、主要なレポートは “work without an account”(アカウントなしで使える)としています(Chrome ウェブストア)。

これらのページは2026年11月4日に読みました。提供元はページを変更します。制限を当てにする前に、日付と提供元のページを確認してください。

無料 SEO ツールを選ぶ7つの基準

7つの問いを、出会う順に並べます。どのツールにも、あなた自身で同じ問いを立てられます。

基準問いなぜ大切か
アカウントやインストール最初の結果が出る前に、ログインやインストールが必要ですか?手順が増えるたびに時間がかかり、データをどうするかの判断も増えます。
結果が出るまでの時間最初のクリックから最初の指摘まで、何分かかりますか?時計を使い、セットアップの時間も数えてください。
何を調べるか1ページか、多数のページか、Google から見た1つのアドレスか。生の HTML か、レンダリング後のページか。ツールは、作られた目的の問いに答えるものです。すべての問いに答えるわけではありません。
実際の訪問者のデータ(CrUX)実際の訪問者のフィールドデータを表示しますか。対象期間は?ラボデータはテストが見たものを示し、フィールドデータは人が体験したものを示します。
AI クローラーと robots.txt のチェックrobots.txt と、GPTBot や ClaudeBot などのボット向けルールを読みますか?ボットは、自分の名前に向けて書かれたグループに従います。一般のグループだけではありません。
無料版の制限URL、チェック、機能はいくつまでか。何がその制限を外しますか?制限によって、そのツールがサイトの規模に合うかが決まります。
プライバシーチェックはあなたのコンピューターで動くのか、提供元のサーバーか。何を渡す必要がありますか?共有する内容は、あなたが決めます。アドレス、アカウント、サイトデータへのアクセスなどです。

何を調べるか。 「生の HTML か、レンダリング後のページか」という問いが最も重要になるのは、テキストがブラウザーの中で作られる場合です。Google は、URL 検査でレンダリング後のページのスクリーンショットが表示されるのは、ライブテストの場合だけだと書いています(“is available only in a live test”、URL 検査)。Screaming Frog は “By default it will crawl the raw HTML of a site”(デフォルトでは、サイトの生の HTML をクロールする。Screaming Frog)と述べ、無料版では JavaScript レンダリング、カスタム抽出、API 連携などの高度な機能も制限されるとしています(“advanced features such as JavaScript rendering, custom extraction, and API integrations are also restricted”)。これは Google に限った話ではありません。Vercel と MERJ の2024年の分析では、そこで取り上げられた OpenAI と Anthropic のクローラーは JavaScript を実行しませんでした(Vercel)。これは2024年時点の状況で、その後は再確認されていません。AIクローラーと JavaScript の記事では、1分でできる3つのテストを紹介しています。

実際の訪問者のデータ。 PageSpeed Insights は、フィールドデータを、直近28日間の Chrome ユーザー エクスペリエンス レポート(CrUX)から取得します。しかも、そのページに十分なデータがある場合だけです。新しいページや訪問者の少ないページには、データがないことがあります。その場合、PageSpeed Insights はサイト全体の値に切り替え、そちらもデータ不足なら、フィールドデータをまったく表示しません(Google)。できたばかりの検証ページは、そのためフィールドデータの欄が空になるかもしれません。これはページの性質であって、ツールの欠陥ではありません。私たちもそのとおりに記録します。

AI クローラーと robots.txt。 RFC 9309 によれば、クローラーは自分の名前に一致するグループを使い、専用のグループがあれば、一般の * グループはそのクローラーには適用されません(RFC 9309)。つまり、1つのクローラー向けに robots.txt を確認するツールは、AI ボットを確認するツールとは別の問いに答えています。たとえば Google の URL 検査は、robots.txt が Google のクローラーによるページの取得を許可していたかを示します。今回のテストでの問いは単純です。ツールは、AI ボット向けのルールを見ているか、はいかいいえか、です。背景はAIクローラー向け robots.txt の記事をご覧ください。

プライバシー。 他の提供元のプライバシーは評価しません。ツールごとに、どこで動くか(デスクトップのプログラム、ブラウザー拡張機能、サーバー)、あなたに何を求めるか、提供元のプライバシーポリシーがどこにあるかを書き留めます。SEOgrinder は公開されているアドレスを対象にし、アカウントは不要です。レポートは最長24時間キャッシュされ、「再チェック」で新しい実行を強制できます。

検証対象の5つのツール

各ツールについて、そのツール自身のページが述べていることだけを書きます。リンク先は、2026年11月4日に読んだページです。ページに書かれていない点は、この記事でも書きません。その答えは、テストの中で記録します。

  • SEOgrinder(私たちのツール)。 公開されているページのアドレスを入力すると、総合スコア、効果の大きい順のタスク一覧、6つの領域(速度、Google 上のページ、アクセシビリティ、技術とセキュリティ、AI 対応、サイト全体)が得られます。速度には PageSpeed Insights(ラボデータ)と CrUX(フィールドデータ)を、モバイルとデスクトップの両方で使います。「AI 対応」タブでは、robots.txt、AI クローラー向けのルール、llms.txt など7項目を確認します。アカウントは不要です。確認する内部リンクは1ページあたり最大60件、画像は30件までです。ホスト版のサイト巡回は500回の取得までです。「再チェック」は1ユーザーあたり1時間に3回までです。入口は SEOgrinder です。
  • Google PageSpeed Insights。 Google によれば、このツールは “reports on the user experience of a page on both mobile and desktop devices”(モバイルとデスクトップの両方で、ページのユーザー体験を報告する)ものです。Lighthouse によるパフォーマンス、アクセシビリティ、ベスト プラクティス、SEO のラボデータと、CrUX のフィールドデータを提供します(ドキュメント、PageSpeed Insights)。私たちが読んだページには、ウェブページ側のログインや制限についての記載がないので、何も主張せず、その両方をテストで記録します。
  • Screaming Frog SEO Spider(無料版)。 Windows、macOS、Linux 向けのウェブサイト クローラーです。無料版は登録不要で、1回のクロールで最大 500 URL まで調べられ、設定、クロールの保存、高度な機能が制限されます。有料ライセンスで制限が外れます(製品ページ、無料版と有料版の比較)。
  • SEOquake(Semrush の Chrome 拡張機能)。 掲載ページには Quick View と Full Report が紹介されています。オンページのレビューは title タグ、メタディスクリプション、見出し構造、canonical タグ、インデックス可能性、語数を対象とし、ページ単位の監査には、robots ディレクティブ、hreflang、XML サイトマップの有無、画像の alt テキスト、構造化データのチェックが含まれます。無料の Semrush アカウントがあれば、さらに指標が加わります(Chrome ウェブストアの掲載ページ)。
  • Google Search Console、ライブテストつきの URL 検査。 Google アカウントが必要で、URL は開いているプロパティに属していなければなりません。つまり、先に所有権を確認する(方法の1つは、URL プレフィックスのプロパティ向けの HTML ファイルのアップロード)か、所有者からアクセス権をもらいます。Google は、ライブテストを “whether a page on your site might be indexable”(サイトのページがインデックス可能かどうか)を調べる方法と説明し、ライブテストは “does not test for all possible indexing issues”(起こりうるすべてのインデックスの問題をテストするわけではない)とも述べています(URL 検査、所有権の確認)。

検証ページと6つのエラー:事前に確定

検証ページは、ここにはリンクしていません。seogrinder.com の外にあるホストに置いた静的なページで、アドレスは公開しません。ページに含まれる6つのエラーは、2026年11月4日に事前に確定したものです。

番号検証ページのエラーツールなしで確認する方法
1メタディスクリプションがないサーバーが送る HTML に name="description" がない
2H1 見出しが2つあるHTML に <h1 タグが2つある(私たちのチェックリストは、1ページに H1 を1つとするのが一般的としています)
3alt 属性のない画像が1つある1つの <img> タグに alt がない
4404 を返すアドレスを指す canonicalrel="canonical" のアドレスがステータス 404 を返す
5本文が JavaScript 経由でしか表示されないテキストが、サーバーが送る HTML になく、ブラウザーで初めて表示される
6404 を返すアドレスへの内部リンクが1つあるリンク先のページがステータス 404 を返す

6つとも、私たちのSEOチェックリストの項目で、特殊なものはありません。どのページでも、自分で1つずつ確認できます。

# 生の HTML(JavaScript なし):メタディスクリプションと H1 タグを数える
curl -s https://example.com/ | grep -o 'name="description"' | wc -l
curl -s https://example.com/ | grep -o '<h1' | wc -l

# 画像タグを一覧にして、alt のないものを探す
curl -s https://example.com/ | grep -o '<img[^>]*>'

# canonical の先と内部リンク:壊れているほうは 404 を返すはず
curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" https://example.com/canonical-target
curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" https://example.com/linked-page

なぜエラーを事前に確定するのか? 実施前に公開した一覧は、気づかれないまま結果に合わせて作り変えることができません。実施後に、エラーを加えることも、外すことも、文言を変えることもしません。ツールがページ上でほかのことを報告した場合は、別に記録し、6つには数えません。

なぜ seogrinder.com 自体を検証しないのか? 私たちは SEOgrinder を開発し、そのレポートを使って自分たちのウェブサイトを直しています。seogrinder.com を調べると、ツールが自分の宿題を採点することになります。別に用意した静的なページには、そうした経緯がありません。それでも偏りは残ります。6つのエラーを選んだのは私たちで、自分たちのツールが何を調べるかも知っています。これは取り除けません。できるのは、一覧を先に公開し、実施中はページに手を加えないことです。

私たちのテスト:方法と記録

状況:実施しました。 2026年11月5日に行いました。検証対象は、上のページです。手順は次のとおりです。

  1. ページを作る。 6つのエラーを入れ、それぞれを上のコマンドで確認する。
  2. 固定する。 実施が終わるまで、ページは変更しない。
  3. 5つのツールを同じアドレスで動かす。 1つずつ順番に行う。時計は最初のクリックから最初の結果が画面に出るまで動かし、セットアップ(インストール、ログイン、Search Console のプロパティ)も数える。1ツールあたり5分ほどを計画している。Search Console のセットアップが大幅に長引く場合は、そのツールを外し、ここでそう書いて、タイトルの数字を直す。
  4. 記録する。 バージョン、日付、時刻、各結果のスクリーンショット。
  5. すべてのエラーに印をつける。 ツールごとに、報告したか、はいかいいえか。2つの表は、日付をつけて保管する。

ツールがエラーを「報告した」とみなすのは、そのツール自身の結果が、指摘、警告、または明確に示された値としてそのエラーを表示していて、私たちが見るべき場所を知らなくても分かる場合です。

実施の結果、表が2つできました。1つ目は、ツールごとに1行で、列は、アカウントやインストール、結果までの分数、実際の訪問者のデータ(CrUX)、AI クローラーや robots.txt のチェック、提供元のページに書かれた制限です。2つ目は、ツールごとに1行、エラーごとに1列で、それぞれ報告したか、はいかいいえかを示します。表は公開しないため、この記事はツールごとの結果を述べていません。

「いいえ」は、そのツールへの評価ではありません。Google は URL 検査を、1ページのインデックス済みの状態と、その URL がインデックス登録できる可能性があるかどうかを示すツールと説明しています(URL 検査)。これは、ページ上のエラーを一覧にすることとは別の仕事です。表が示すのは、各ツールが1つのページで何を報告したかであって、どれが優れているかではありません。

開示を改めて: SEOgrinder は私たちのツールです。ほかの4つと同じ条件で動かしました。結果:実施は合格しました。ツールごとの結果は公開しません。

ツール比較でのよくある間違い

  • ツールごとに違うページで動かす。 ページごとにエラーは違うので、件数の差はツールとは関係のない理由で生まれます。すべてに同じページを使ってください。
  • 総合スコアだけを見る。 スコアは要約で、何をすべきかを教えるのは個々の指摘です。各ツールが実際に報告した内容を比べてください。
  • 役割の違うツールを比べる。 多数のページ向けのクローラー、速度テスト、Google から見た1つのアドレス、ブラウザー拡張機能は、それぞれ別の問いに答えます。種類の合わないツールの「いいえ」は、ほとんど何も語りません。
  • 無料版の制限を見落とす。 Screaming Frog の無料版は1回のクロールで 500 URL までなので、大きなサイトは一部しか対象になりません。結果を信じる前に、制限を調べてください。
  • きれいなレポートを証拠とみなす。 Google は、「URL は Google に登録されています」でも、そのページが検索結果に表示されることは保証されないと述べています。無料でも有料でも、順位を約束できるツールはありません。
  • 方法を明かさない比較を信じる。 どのページを調べたか、どんなエラーが入っていたか、その一覧が実施前からあったかを尋ねてください。私たちの比較にも当てはまります。
  • バージョンと日付を忘れる。 ツールは変わります。結果が有効なのは、記録した時点のバージョンと日付に限られます。だから私たちは、その両方を書き留めます。

よくある質問

いちばん良い無料 SEO ツールはどれですか?

目的によって変わります。私たちは1つのツールを選びません。私たちのテストが見たのは、既知のエラーが6つあるページで5つのツールが何を報告したかです。これは「いちばん良い」よりも狭い問いです。

これらのツールにアカウントは必要ですか?

各ツール自身のページによれば、Screaming Frog の無料版は登録不要、SEOquake の主要なレポートはアカウントなしで使え、Search Console には Google アカウントが必要です。SEOgrinder は不要です。PageSpeed Insights については、私たちが読んだページに記載がないので、テストで記録します。

結果は公開されますか?

いいえ。テストは2026年11月5日に実施し、ツールごとの結果は私たちの手元にとどめています。この記事は、個々のツールについての結果を主張していません。

無料のツールで、SEO のエラーはすべて見つかりますか?

いいえ。SEOgrinder は技術面の土台のほとんどを調べますが、すべてではありません。ほかのツールにも、それぞれの限界があります。たとえば Google は、URL 検査のライブテストが、起こりうるすべてのインデックスの問題を調べるわけではないと述べています。

このテストを自分で再現できますか?

できます。既知のエラーを入れたページを作り、上のコマンドで確認し、使うツールをそのページで動かして、ツールごとにバージョン、日付、結果を書き留めてください。

次の一歩

SEOgrinder で、自分のウェブサイトの無料スキャンを実行してください。「タスク」タブの一番上から始め、「AI 対応」タブで robots.txt と AI クローラーのチェックを開きます。そのあと、一覧のツールで1つのページを調べて、何が報告されるかを比べてください。点検項目の全体は、SEOチェックリストの記事にあります。

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